映画「こどもこそミライ」上映会

子育て中のパパ、ママ こどもこそミライ 表 001 (2)   
幼稚園、保育園の先生     
子どもに関わる全ての人に観てほしい・・・
~子どもを主役とした子どもに寄り添う独自の幼児教育を実践している
3つの園の日常を追ったドキュメンタリー~    
 
☆小さなお子さん連れもOK! 子育て中の人たちに

やさしい会場づくりをめざします。

  • 日時:11月28日(金) 
    ①10時~ ②15時半~ ③19時~ 
    ☆1回目上映後に筒井勝彦監督によるトークショーあり
  • 会場:市川市文化会館 ローズルーム   
  • 料金:大人1000円  こども無料

≪こどもの「育つ力」を信じる≫
映画「こどもこそミライ」には、こどもたちと真摯に向き合う保育者たちが登場する。
彼らに共通するのは、こどもたちが持つ「育つ力」を心から信じていることだ。
教育は、指導者の思う方向へこどもたちを導くのではなく、こどもたちの持っているさまざまな能力を引き出す手助けをすることだと改めて気づかせる。
こどもたちが感情をぶつけあいながら議論する場面は迫力がある。
心を乱しながらも、自らの思いを言葉にしようとする幼児。
少しずつ背後にあるこども同士の関係や心の推移が見えてくる。
我慢強く待つ保育者の姿が印象的だ。
保育に関わる人びとはもちろん、一般家庭のおとうさんおかあさんなど、こどもと未来に関わる多くの人びとに見てほしい映画だ。 (絵本作家 いわむらかずお)

≪ 3つの園の方々の勇気に拍手≫
今、それぞれの園が、いろいろな保育の方法を模索しているのが現状であり、いろいろな保育の形態がある。
この映画の舞台となる3つの園の方々が、ある程度の批判を受けることも覚悟して、撮影を承諾なさったこと、その勇気にまず拍手を送りたい。
5才児の話し合い、自然とのつき合い方、ひとつのことをやり遂げること、どれも日常的であるが、重いテーマである。 映像の中で子どもたちが、大人顔負けに、生き生きと子どもを演じている。 そして、カメラは彼らの息づかいを実によく捉えている。
これは年代を越えて、いろいろな方々に見ていただきたい映画である。
子どもとは何か、幼児時代は、長い一生の中で、どういう意味があるのか、そこにもっと目が向けられれば、子どもの未来は今より少しはよくなるように思う。 (中瀬幼稚園園長 井口佳子)

≪今とても大切なこと≫
一人ひとりにはそれぞれの想いがあることに耳を傾け、子どもの力を信じて解決を任せてみる。 人間の魂を活性化させてくれる力を有した自然の豊かさは、妥協を許さない自然でもあり、その力を借りて子ども自らが育つ。
多様な主体が混在する人間関係の中に子どもを委ねて、関わり合いの中で育つ子どもを見守り支える。そのどれもが今とても大切なことと思えた。 (和光保育園園長 鈴木まひろ)

≪自分がかつて子どもだったことを忘れてしまった大人≫
保育の世界の面白さ、子どものすごさ、そして保育からあれこれ学ぶことの大事さ等を監督の映画からたくさん教えていただいています。
たかが子どもという発想の横行する世の中、自分がかつて子どもだったことを忘れてしまった大人、ミライは子どもにかかっていることを理解していない社会というのは、本当に人間を大事にする社会ではないですよね。
だから保育が大事と僕など思うのですが、その保育もさまざま。それを選りすぐって深く入り込んで撮影し、ドキュメンタリーとしていくというのは、地道ですがとても大切なことだと実感しています。 (白梅学園大学学長 東京大学名誉教授 汐見稔幸)